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価値を向上してコストダウン!今さら聞けないバリューエンジニアリング

2018/07/03

価値を向上してコストダウン!今さら聞けないバリューエンジニアリング

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企業経営を続けるには、コスト管理の徹底が必要とされます。しかし、時にはコスト削減に力をいれるあまり、品質向上の実現や顧客の要求への対応が後手に回ってしまうことも。企業経営を続け、なおかつ他社に競り勝つためにはコスト削減だけではなく、新しくクリエイティブな思考を生み出すことも必要です。こうした背景もあり、近年、開発や製造、物流といった各分野で「バリューエンジニアリング」が導入されています。バリューエンジニアリングとはどういったものなのか、また導入する目的や効果を詳しく解説します。

バリューエンジニアリングとは何か、その目的は

バリューエンジニアリング(VE)とは、製品やサービスの価値を最大化しようとする体系的な手法のこと。日本VE協会では、「最低のライフサイクルコストで、必要な機能を確実に達成するために、製品やサービスの機能的研究に注ぐ組織的努力である」と定義しています。「価値=機能÷コスト」の式で表すことができ、簡単にいうと、価値を向上させるため組織的に取り組むことがVEです。コストがそのままでも機能が上がれば価値は高くなり、機能が変わらなくてもコストが下がれば価値は上がります。

ここでいう「機能」とは文字通りの意味以外に、対象とするものによって性能や満足感、使いやすさなどと言い換えられ、コストについても費用という意味以外に、時間や体力などと置き換えることができます。VEの対象は製品のコストダウンや機能の向上、生産工程の効率化など、物流であれば配送コストや在庫量の適正化などといったことが挙げられるでしょう。

昨今の厳しい社会情勢で企業が生き残るには、現状に満足せず、新しい風を取り込むことが重要です。目的を果たすために何をするべきかに焦点を当て、価値を高める努力を続けなければいけません。VEは価値ある企業であり続けるための、重要な管理技術といえるでしょう。

バリューエンジニアリングの始まり?

VE誕生のきっかけは諸説ありますが、有名なところでいうと「アスベスト事件」といわれるエピソードがあります。

アメリカのGE社の工場で、床材としてアスベスト材が必要になりました。購入しようとしたところ、当時は物資が不足していて手に入りません。業者から「何のためにアスベストが必要なのか」と質問を受け、GE社の購買担当者が「不燃材」と答えると、業者はアスベスト以外の材料を提案します。購買担当者が検討すると、提案された材料は不燃材としての機能を満たし、かつコストが低かったため、めでたく採用となりました。

バリューエンジニアリングを進めるために

VE基本原則

VEはコスト削減の方法として誕生しました。最近では高付加価値製品の開発や業務改善など、企業の体制強化や収益増強の効果が期待されています。
VEでは成果を収めるため、押さえておきたい基本原則があります。VE基本原則はVEの行動指針といっていいでしょう。

  • 使用者優先:ユーザーの立場で、何を必要としているか追及する
  • 機能本位:果たすべき機能を明確にして改善する
  • 創造による変更:固定概念にとらわれず、新しい発想で工夫する
  • チーム・デザイン:さまざまな立場のメンバーの知識と技術を結集し、チームで改善する
  • 価値向上:機能とコストの関係を分析し、価値を向上させる

VE質問

では、具体的にVEを進めるためにはどうしたらいいのでしょうか。VEは「ジョブプラン(改善するべき諸問題を、機能概念を主体にして解決するためのプロセス)」によって進められ、日本VE協会ではこのジョブプランの基本として、(1)対象の選定(2)対象品に対する機能の定義(3)機能の評価(4)アイデアの発想(5)アイデアの具体化(6)提案(7)実施、の7ステップを挙げています。さらに、このステップをわかりやすくするため、以下のような「VE質問」があります。

  • それは何か
  • それは何をするものか
  • そのコストはいくらか
  • その働きを代替するものはないか
  • その代替案のコストはいくらか、必要な機能を果たすか

VEのステップは対象によって多少変化することがありますが、基本的にはVE基本原則に従い、VE質問に沿って考えましょう。改善すべき問題点が明確となり、優れた改善策が生まれるはずです。

バリューエンジニアリングがもたらす効果は?

VEで生み出した改善案の成果が確認されるまでは、フォローアップが必要になります。このフォローアップのベース資料にもなるのが、VEの活動成果をマネジメントや事業部門に報告する報告書です。報告書への記載は簡潔で分かりやすいことを心がけ、根拠となるエビデンスを添付しましょう。また、目標数値に対しての達成状況を評価できるように、実施スケジュールや達成率なども明瞭に記します。

これらの情報をベースとして、フォローアップを行いますが、この際にアイデア別、工程別に内容をまとめること、関係者に情報共有をするためにフォローアップ表を作成することが効果的に実施するポイントです。

VEはクライアントに価値のある製品やサービスを提供することに加えて、活動に取り組むことで創造力に磨きがかかります。ゴールに向けての過程で身についた考える力はさまざまな局面で活かされることでしょう。

まとめ

企業経営を続けていくには利益を生み出し続けなければいけません。そういった環境の中で品質の価値を高く維持したまま、コストを抑えて顧客の要求に応えることは容易なことではありません。そこで確立された管理手法であるVEを導入し、価値、機能、コストを可視化することが重要です。VEの効果は企業、顧客、従業員のすべてが満足する結果に繋がります。問題点を明確化し、解決に向けて取り組む能力は仕事や社会に活かされることでしょう。

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参考:

  • VE(Value Engineering)とは|公式法人財団日本バリュー・エンジニアリング協会
  • 情報システム用語事典: VE(ぶいいー)|ITmediaエンタープライズ
  • VE活用のポイントをつかむ|EDN Japan
  • (編集者註:VEマインドを身につけよう!|株式会社フジタ は現在リンク切れ)

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