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    「プロセスで、 せる」
    OZiLAB
    Logistics
    OZiLAB(オジラボ)は、トヨコンが取り組む“課題解決のプロセス”を分かりやすく整理し、価値として届けるためのプラットフォームです。

    現場で生まれる気づきや改善の流れを記録し、共有することで、新たな発見や次の一歩につながる場を目指します。

    LogiLab kids【広報イベントの価値最大化】#6

    ピンチはチャンス? いやピンチです

     

    色々なものが決まり、次は制作工程というところでトラブルが発生した。
    会社で稟議をもらい注文していた3Dプリンタが、納期になっても入荷されないのだ。
    理由は、物流倉庫内の事故の影響で製品に不良が発生したとのこと。

    こればかりは待つ以外に方法はない。
    その間にロジラボキッズのブログ記事を書き溜めつつ、コンテンツの制作を進めていた矢先、さらに状況が動く。


    1週間後のイベント出展が急遽決まった。


    ……はい?

    もともとは別の従来企画で参加予定だったイベントについて、
    開催の約1週間前に、ロジラボキッズでの出展が決まった。

    • プリンタはまだ届いていない
    • イベントの日程は動かない

    制作環境が整う前に、締切だけが先に確定した。


    これは困った。
    神様に頼んでもいつも何もしてくれないのは、私の日ごろの行いのせいなのか。
    とはいえ、ラジコンはもうあるし、3Dプリンタも個人所有のものがある。
    まだ詰みではない。問題は圧倒的に時間が足りないだけだ。


    企画を組み替える


    少し考えて、企画を
    「やりたいこと」から「やれること」を主軸に組み替えることにした。

    構想段階では、大まかに以下の案を考えていた。

    • ピッキング(指示書・QR読込・Webページでの確認)
    • 梱包
    • フォークリフトでの運搬
    • 認定証の配布

    ただし、現時点で時間的にすべてを実装するのは難しい。

    特にピッキングは

    • Webページ作成
    • 実際のテストによるプレイ検証

    この2つが必要になり、最も工数がかかる工程だ。
    今回はここを実装対象から外すことにした。

    認定証についても試作は作っており、品質自体に問題はない。
    ただ、限られた時間の中で量産し、必要枚数を安定して用意できる保証がない。
    もらえる人ともらえない人が出る状況は避けたいので、ここも今回は見送る。

    結果として

    • 梱包の疑似体験
    • RCフォークリフトによる荷役体験

    この2つに絞れば、1週間で準備と最低限の検証まで持っていけそうだ、という判断になった。


    制作を始める


    企画内容を整理した上で、その内容に合わせて制作を始めた。
    その日の夜から、個人所有の3Dプリンタを使って造形を進める。

    作ったのは、ミニチュア倉庫を成立させるための基本パーツ。

    • 床(2枚構成)
    • ラック
    • パレット
    • 段ボール箱(荷物)

    ブースも広くないため、
    まずは「倉庫として成立する最低限」の構成に絞っている。

    イベント当日に持ち込んだミニチュア倉庫一式
    イベント当日に持ち込んだ、ミニチュア倉庫一式

    周辺アイテムの準備と調整

    梱包用のアイテムは100均ショップを回って調達した。

    • ミニストレッチフィルム
    • 紙やすり(滑り止めシートの代用)
    • PPバンド+ストッパー

    使えそうなものは一通りカゴに放り込んだが、
    結果的に使わなかったものも多い。


    RCフォークリフトについても、テストを重ねながら調整を行った。

    • 荷が重いとパレットが滑る
    • 凹凸道で底が引っかかる

    爪に紙やすりを貼る、底面の不要な凸部をカットするなど、
    実際に使う前提での調整を入れていく。

    RCフォークリフトの爪の滑り止め加工
    RCフォークリフトの爪には、滑り止めとして紙やすりを貼っている

    社内での最終確認と抑え案

    制作開始から約3日で実物が揃ったため、社内で検証を兼ねた最終確認を行った。
    その中で分かったのが、梱包工程の難易度が想定より高いという点だ。


    ミニチュアであるがゆえに、
    ストレッチやバンドによる固定は細かく、
    人によってはかなり難しく感じる可能性がある。

    当日の状況次第では対策が必要になりそうだったため、梱包については

    • あらかじめ完全に梱包された荷物を用意しておく
    • どうしても梱包が難しい場合は、そちらを使ってもらう

    という抑え案を用意した。
    いわゆる「3分クッキング方式」である。


    嬉しい誤算

    イベント直前になって、会社の3Dプリンタが届いた。

    全体の進行に大きな影響が出るほどではないが、余力があれば用意したいと思っていたものを
    形にできる余裕が少しだけ生まれた。

    試運転も兼ねて追加で作ったのが、会社名を示すミニチュア看板(オブジェ)だ。

    物流体験とトヨコンのミニチュア看板
    イベント直前に余力が生まれ、追加で制作したミニチュア看板

    必須ではないが、この条件下で用意できるものとして追加した。

    こうして

    • 3Dプリンタの納期遅延
    • 急遽決まったイベント出展
    • 条件に合わせた企画変更

    これらを経て、何とかこの形でイベント当日を迎えることになった。

    次回は、実際にイベントに参加した様子をお届けします。