大事な荷物を守る、エアー緩衝材。箱の中でクッションになったり、隙間を埋めたりするために使われています。今回は、このエアー緩衝材の製造機「エアークイックα」についてご紹介します。
荷物を梱包して輸送する際に、荷物の破損を抑えるクッション材や、隙間を埋める役割を持つ充填材。このような緩衝材として、従来は新聞紙や気泡緩衝材が使われていました。しかし、近年ではこれに変わり、エアー緩衝材が多く使われるようになっています。
このエアー緩衝材を、素早く自動的に作るための機械が、緩衝材製造機「エアークイックα(Air Quickα)」です。エアー緩衝材のもととなるのはリニアポリエチレンのフィルム。このフィルムをセットして、充填する空気の量、生産する緩衝材の数を設定、スタートするだけで、エアー緩衝材が次々と作られるようになっています。このエアークイックαが今、EC業界で話題になっています。その理由を見てみましょう。
エアークイックαと、それによって作られるエアー緩衝材にはどのような特徴があるのでしょうか。
このように、エアークイックαには多くの導入効果があります。また、エアークイックαによって作られるエアー緩衝材も、発送・受取の双方にメリットがあります。これら多くのメリットがあるなかで、EC業界に最も求められている要素とはなんでしょうか。
それは、エアークイックαによってもたらされる「必要なものを、必要なだけ、必要なときに作る」ジャスト・イン・タイムです。これは製造期間を短縮し、在庫の削減につながるなど、さまざまなムダを削減し効率化を図ることができる生産方式です。
ECは店舗を持たず、どこからでも発注できるという点が代表的なメリットです。しかしその反面、効率化を目指すためには可能な限り在庫を削減し、資材の保管スペースもなくすのが理想です。エアークイックαは必要な緩衝材を、必要な数だけ、必要なときに供給できる、まさにジャスト・イン・タイムを実現している緩衝材製造機なのです。
緩衝材製造機エアークイックαについて、特徴やメリットをご紹介しました。このようにエアークイックαは、これまでの緩衝材にあった課題の多くを解決し、梱包資材のジャスト・イン・タイムを実現するすぐれものです。このような理由から、今のEC業界で重宝されているのです。
画像:『エアークイック オリーブⅡ』最大毎分15mのハイスピードモデル。空気調整機能により、空気の量が自由に調整可能
参考: