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人材不足の救世主となるのはロボットなのか?ロボット販売にいかされたノウハウとは

人材不足の救世主となるのはロボットなのか?ロボット販売にいかされたノウハウとは

慢性的な人材不足が目立つ介護の現場では、今も人材確保が難しい状況です。今後ますます高齢化社会が進むと予想されるなかで、介護職員や在宅での介護負担も多くなるでしょう。近年、そんななかで解決策として注目を集めているのが「介護ロボット」です。

介護ロボットを導入するメリット、デメリットとは

人材不足や業界離れが深刻化している介護業界で、介護ロボットにはどんな種類があるのでしょうか。まず、介護ロボットは3種類に分けられます。

1つ目は移乗や入浴、排せつなどを手伝う介護支援型ロボットです。介護者と要介護者の負担を減らすことが期待できます。

2つ目は歩行やリハビリ、食事や読書をサポートする自立支援型ロボットです。腕や脚に取り付けて動きやすくすることや、1人で食事ができるようにサポートします。利用する人の意欲を高めることで、負担を軽くすることが見込めます。

3つ目は心の癒しや温もりを与えるコミュニケーション・セキュリティー型ロボットです。楽しみながら取り組めるプログラムを通して利用する人の心を支援します。

介護ロボットを利用するメリットは、介護スタッフの体力的な負担を軽くすることや、効率アップに役立つことです。反対に、費用が高いことや、設置場所の確保が必要なことはデメリットといえるでしょう。ロボットを取り入れたことで大変になったとならないように、正確な知識を習得することが介護者に求められる課題となります。

日本電産の介護向けロボット販売にいかされたノウハウとは

京都に本社を置くモーターでは世界一のシェアを持つメーカー、日本電産がこうした介護ロボットの分野に参入することが報じられました。同社は、2018年中に高齢者向けの椅子を設置して座れるタイプの移動用製品を販売すると発表しています。

モーターを製造しているメーカーとしては異例の進出にも見えますが、実は同社が手掛けていた工場用の搬送ロボットの技術を応用した結果なのです。同社がモーターのノウハウを生かして提供する介護支援ロボットは前後左右に自在に動くことができます。ここに椅子を取り付けて人が乗れるだけではなく、センサーを搭載して前を行く人を自動で追尾します。

ポイントは、介護される側もですが、介護をする人の負担を大きく減らせるという点。日本電産はモーターの技術によって、オフィスや物流といった他の分野でも活躍するロボットを展開していくようです。今後は介護現場においてロボットの存在感が発揮されることでしょう。

人材不足を抱える他の業界でもロボットは活用されるのか

介護の分野だけではなく、物流業界や工場でも人材不足が深刻です。1人あたりの業務量が増えており、少ない人数でも対応できるように自動化が推し進められています。人件費削減のために海外へ工場をつくる企業もたくさんありますが、近年は海外での人件費も必ずしも安くなかったり、日本同様のクオリティーを保持するためには従業員教育に相当な時間を要したりといった理由から、非効率とも考えられています。

それに対し、機械化であればミスは起こりにくくなり、クオリティーの高い製品を生産できるといえるでしょう。また、人件費が削減でき、ルーチンワークや簡単な作業を機械化する分、技術者の仕事をより高度なスキルを必要とする分野に集中させることができます。

ある工場では高額な費用を投資してAIを活用したロボットを導入しました。専門職が対応していた作業をロボットによって自動化にした結果、2割程のコスト削減ができたということです。自動化によって効率アップの手助けになれば、新規事業への進出や新規開拓などさまざまなメリットをもたらすのではないでしょうか。

まとめ

高齢化社会によって介護が必要な方々が増える一方、介護業界や物流業界の現場では人材不足が深刻化しています。自動化を推し進めるうえで、品質の向上、正確性、作業効率化、人件費削減といったメリットがあるロボットの需要は高まることでしょう。

 

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