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とことんブログ

【SDGs思考の梱包資材】 立体紙緩衝材”ワッフルパッド”

昨年の大阪サミット以降、SDGsやCO2問題、廃プラスチックなど環境に関する新聞ほかメディア記事はほぼ毎日のように見るようになりました。SDGsはご存じのとおり2015年国連で採択され、2030年を年限とする17の国際目標です。その第14目標に「海の豊かさを守ろう」があり、「2025年までに海洋ゴミや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し大幅に削減する」とあります。

G20大阪サミットでは「2050年までに海洋プラスチックゴミによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す」 とする大阪ブルー・オーシャン・ビジョンが共有されました。

国際的な取り決めに対する企業の反応

環境に対し一般の関心度や認知度は急増しているように感じます。このような状況から、様々なプラスチック素材を活用する梱包資材においても早急の対応が迫られていますが、プラスチックは言うまでもなく非常に優れた素材であり、直ぐに同等代替材を開発することはなかなか困難なように見え、現時点でプラスチックと同じ機能と同じコストの代替材を要求することは現実的なこととは思えません。しかし、それでもプラスチック削減は国際的な取り決めとなり、世界的潮流であり対応せざるを得ないことも事実です。 

お客様より梱包資材に関し「環境対応が重要になってきたことは承知しているが、具体的に何をするか白紙です」とか「他社の様子見している状況です」とよく聞くようになりました。SDGsに対応したいけど規制はないし、機能低下やコストアップは許されないというところが本音ではないでしょうか?

梱包資材に求められる新たな選定尺度

梱包仕様の選定尺度として機能達成は当然として①低コスト、②良好な梱包作業性、③保管/輸送における省スペース性などありますが、直近でSDGs思考となる④環境対応が追加され、非常に重要な要素となってきました。我々梱包資材サプライヤはお客様へ持続可能性ある梱包資材の開発や紹介、提案の責を負っていると強く感じています。

SDGsに対応する次世代緩衝材 ワッフルパッドを開発

今回、トヨコンはメーカ様の協力を頂き紙緩衝材”ワッフルパッド”を開発しました。ワッフルパッドは段ボール材を立体製造する技術を用いて造られ、その特徴的な形状により20kgを超える精密重量物の落下試験において良好な衝撃吸収性を示しました。

部材数が少なく輸送や保管において省スペース、またその形状により組立が容易であり作業者を選ばず良好な梱包品質が得られます。グローバル企業様よりハイエンド情報機器の梱包緩衝材としてご評価いただき採用されました。

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■ワッフルパッドの特長

・段ボール材による立体構造体(部材が少なく梱包作業性に優れる)

・数百グラム~数十キロ重量の様々な形状の製品に対応

・梱包製品のCADデータを用い緻密で高精度な設計が可能

・パッド凸部の面積や高さ、材質、数により衝撃吸収性を制御

・積重ね保管や輸送が可能で省スペース化、低コスト化に貢献

・大量生産が可能で低コスト化が見込める

・作業品質に優れ作業者を選ばない

・リサイクル可能(段ボール材)

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まとめ

ワッフルパッドは環境にやさしい部材として開発したものですが、梱包緩衝材に求められる機能の多くに好評価が得られたことで次世代緩衝材として可能性に満ちた部材となりました。SDGsへ取組むお客様へ自信をもってご提案致します。

*『ワッフルパッド』はトヨコンの登録商標(申請中)です