プロシロ|プロの素人が気になったことを調べてみた記録

#008 青信号は青?緑? どっちなんだろう

作成者: kawai|Oct 21, 2026, 1:52:18 AM

青信号?いや、あれは緑?

信号の色といえば、赤・黄・青。でも、青信号ってどう見ても緑じゃないですか。
当たり前に「青信号」と呼んでいるので、普段は特に気にしていませんでしたが、考えてみると不思議です。

しかも、昔の信号は今よりもっと緑色だった気がする。最近のものは青っぽいというか、青緑っぽいというか……。記憶違いかもしれませんが、ちょっと気になったので調べてみました。

昔の信号、本当に緑だった

大分県警察の解説によると、1930年に日本で初めて現在のような信号機が設置されたときは、実物が緑色で、法令上も「緑色信号」と呼んでいたそうです。ところが、一般の人々の間では「青信号」という呼び方が定着。1947年には法令上の呼び名も「青信号」に変わりました。

さらに、信号そのものも青寄りの色へと改良され、1973年以降に作られたものは、それ以前のものより青い色になっているとのこと。つまり、「昔はもっと緑だった」という感覚には、ちゃんと背景がありました。私が生まれる前に既に青寄りの信号が作られてはいましたが、現役稼働していた古い緑色の信号が子供の頃の記憶に残っていたのかもしれません。

そもそも、なぜ緑を「青」と呼ぶのか

英語では「green light」と呼ぶのに、なぜ日本では青信号なのでしょうか。
その背景には、日本語の「青」が表す範囲の広さがあるようです。
たとえば、青葉、青菜、青りんご。よく考えたら、どれも緑です。

日本視覚学会誌『VISION』の「なぜ『青』信号と呼ぶのか?―青と緑と,色カテゴリーの分離の話―」(PDF)によると、昔の日本語では、今でいう青と緑をまとめて「あを」と呼んでおり、その名残が現在の言葉にも残っていると考えられています。

信号についても、緑色を「青」と呼ぶ習慣が背景にあるようです。青信号だけが妙な呼び方をされているわけではなく、日本語にはもともと似たような例がいろいろあったんですね。

余談「見えている世界は同じ?それとも違う?」

仕事柄、Webページやチラシなんかをデザインするのですが、私の持論として「配色は女性に確認してもらえ」というのがあります。若干センスの話に繋がるのですが、すんごい簡単に言うとセンスは知識量に影響されるものだと思っています。そして私の経験上、女性の方が圧倒的に色の知識量が多いんですよね。

例えば青色系。
青、水色、紺色……だいたいこの程度の区切りで私は普段生きておるのですが、実際にはスカイブルーだったりインディゴブルー、ターコイズに浅葱色、群青色にコバルトブルー……青色って言っても実際の違いはめちゃくちゃ細かいんですよ。
言われてみれば確かに色は違うんですが、知識がないから、その違いを自然に言語化することに慣れてないんですよね。

普段メイクをする女性は男性に比べて細かく色を選ぶ機会が多く、その違いを感覚や言葉で表現することも多いかもしれません。なのでアドバイスは女性の方がわかりやすいことが多いのではないのかな、と個人的には思います。

とはいえ、昨今の「ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク」みたいな、わけのわからない車の色の名前はもう白でええやろがい!と思っているのも事実ですけどね。

というわけで今日はここまで。

つづく

参考記事・資料