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【工場見学】株式会社トーヨーパック様へ工場見学に行きました。

【工場見学】株式会社トーヨーパック様へ工場見学に行きました。

トヨコンでは毎年メーカー様のご協力のもと工場見学を新入社員研修の一環として実施しています。工場見学の目的は、トヨコンで取り扱わせていただいているメーカー様とお話をさせていただきながら、商品の製造過程を実際に見ることで、新入社員がより商品を理解し、お客様へ最適なご提案をできるようにするためです。

今回は株式会社トーヨーパック様へご協力をいただき、工場見学を行いました。

株式会社トーヨーパック様とは

岐阜県関市に拠点を置かれているトーヨーパック様は、真空圧空成形による各種トレー、クラムシェルパック、ブリスターパック、クリアケース等の製造販売、及び企画・設計を提供されております。現在は7~8割が自動車輸送トレーを製造され、販売エリアは北海道から沖縄までの全国に展開されており、そのうちの6~7割が東海地方へ納品されておられます。

工場見学レポート

真空形成は熱と冷却が重要

真空成形とは、加熱して軟化させたプラスチックシートを空気圧によってシートを引き伸ばして形に密着させる成形方法のことです。この真空成形の製造過程を工場見学前に小型の真空成型機を用いてデモをして頂きました。工場内の見学前に見せていただいたので、この後に実施していただいた工場内の製造過程が分かり、さらに理解が深まったと新入社員が揃って感想を述べていました。成形されていく様子を間近で見られる工場見学ならではの貴重な体験です。
トーヨーパック②.png工場内では先ほどのデモで使用した真空成型機よりも何十倍もの大きな機械で製造を行っていました。成型機はプログラムにより動かしていますが、温度や湿度さらには原料ごとで出来上がりがことなるため、出したい形によってはオペレーターが技術のノウハウを活かして、微妙に調整を行っていることなどをお話して頂きました。

強みを生かした新たな取り組み

試作対応が早いことや材料の種類が豊富なため多種多様な商品に対応が可能であることを強みとして挙げられているトーヨーパック様は、脱プラの動きにも対応されております。時代のニーズに対応し、新商品には可燃ごみに出すことができる、紙51%プラ49%を混ぜ合わせた環境に配慮した商品も製造されています。

見学を終えて

見学を終えた新入社員からは、「工場見学に行く前に真空成形について調べる機会があり少し知識があったが、新しい知識が増え、実際に製造工程をみせてもらい理解が深まる良い経験になった。」「お客様に最適な提案をするためには、自分自身が成形の特徴や素材の違いをしっかり理解しておくことが重要と感じた。」など今後の営業につながる感想を述べていました。

トーヨーパック様ありがとうございました。

▼株式会社トーヨーパックサイトはこちら
http://www.toyopack.co.jp/

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